May the "Jubilus" be with you. "歓喜の叫び"と共にあらんことを。
【御注意】本作品は必ずヘッドホンで御聴きください。
自然界において周波数の近い2種の音の合成は、
単なる和声ではなく存在しなかった新たな周波数によるビートを発生させる。
例えば500Hzと510Hzの合成では、新たに505Hzによる秒間10回の低周波ビートが発生する。
この現象は脳内部においても、類似した、しかし更に興味深い状態で起こる。
左右の耳にヘッドホンを使用して、完全に独立させた2種の音を各々に聴かせると、
自然界の物理現象としてではなく、あくまで脳内の主観的現象として、
新たに第3の周波数による低周波ビートが認識されてしまうのだ。
この現象はHeinrich Wilhelm Doveによって1839年に発見され、"Binaural Beats"と名付けられた。
1970年代以降、脳波を誘導同期させる手段として注目され、研究がおこなわれている。
体外離脱など変容意識体験を導き出すとの報告も多い。
http://en.wikipedia.org/wiki/Binaural_beats
"Jubilus Meditator"と、"Jubilus Activator"。
この二つは超高密度の倍音バイノーラル・ビーツ・オーケストレーションになっている。
またその差音律動はアルバム"Sirius"で初めて使用した粒子ドローンにより生成される。
"Jubilus"とは、ラテン語で"歓喜の叫び"を意味する。
可聴域総ての領域を更に超えて、超音波帯域をも含む全帯域で、認識しきれない程に複雑、
緻密な差音現象が渦巻いて生成するバイノーラル・ビーツのカオス。
ヘッドホンで体験するこれは、実に心地よく、美しい。
その名の通り"Jubilus Meditator"は、深い瞑想状態で現れるデルタ波への同調を意図し、
1Hzを中心としたバイノーラル・ビーツ体験を実現する。
亦、"Jubilus Activator"は、活発で能動的な状態で現れるベータ波への同調を
意図し20Hzを中心としている。
"Jubilus Meditator"と、"Jubilus Activator"の限定先行リリース以来、入手されたマニアの内、
結構な割合で、一日に何度も何度も繰り返して体験し、自らをまるで被検体にして、
これら2つの"Jubilus"がもたらす影響をモニタリングしている人々がいる。
それらの人々から、繰り返しディープ・リスニングする内に、
変容意識の実感を得たとの報告がいくつも寄せられた。
May the "Jubilus" be with you. "歓喜の叫び"と共にあらんことを。