She said
"My name is Lala. Because I'm from Lala Land."
"I'm singing Enochian love songs on ultrasonic bandwidth."
"Dance with the Wolf from Sirius on the border of Eros and Thanatos."
This is my 100th solo album.
And this album is composed as the BGM of sex or masturbation.
彼女は言う、
「私の名はLala。恍惚、陶酔、忘我、そして歓喜の国からやって来たから。」
「私は超音波帯域で、エノクの愛の唄を歌うの。」
「シリウスからの狼と、エロスとタナトスの境界線上で踊りなさい。」
これは私の100作めのソロ・アルバム。
そして、本作はセックスとマスターベーションのBGMとして作曲された。
(JINMO 2011-04-28)
JINMOの言葉のように、Lalaには恍惚、陶酔、忘我、そして歓喜の意味があり、
また俗語ではセックスやマスターベーションの隠喩としても使われています。
「超音波帯域で、エノクの愛の唄を〜」というのは、このアルバムをスペクトル解析すれば判るのですが、超音波帯域にたいへん強力なバイノーラル・ビートが隠され、それが性衝動に影響を与えるようにデザインされている事を表しています。
セックス時の脳波はアルファ波ですが、
オーガズム時には一瞬にしてシータ波に転じる"シータ波バースト"という状態になるそうです。
本作の超音波帯域でのバイノーラル・ビートでは、
このアルファ波とシータ波が一曲の中でシームレスに変転するよう作曲されているそうです。
「エロスとタナトスの境界線上で踊りなさい」とは、JINMOの良く使う言葉「生死無境」を示し、 オーガズムが「小さな死」と喩えられるように、絶頂の歓喜の中、不随意な肉体反射(Glossolalia)でもって芸術的痙攣を招来せしめなさい、という意味でしょう。
私にはJINMOが100作めに、セックスとマスターベーションのための"オーガズム・アルバム"を発表した事に、
何処か強い必然性を感じずにはいられません。
本作はバイノーラル・ビートのパート、及び綿密、細密にデザインされたパンニングを含みます。
故にヘッドホンでの御鑑賞を強くお薦めします。
前作" The Twelve Symphonic Suites for Unaccompanied Guitar"から僅かに9日。
通算第100作めのソロ・アルバム(Avant-attaqueからの第81作め)、リリースです。
HARI Avant-attaque、Ageha Avant-attaque