JINMO情報!(2001年9月号)

皆様、お元気でいらっしゃいますか?

いつもより、 かなりかなりかなり、発信が遅くなりました。楽しみにしてくださってる皆様、まことにスマン。ネスケを使ってるんですが、嬉しそうに出たばっかりのver.6.1にしたのですよ。ブラウザはいいんですが、なんともメール関係が使いづらくなっちゃって、「ウ〜ン、このスカンタコォ」ってな感じでマゴマゴしてしまって、遅くなっちまったのね。もし、文字バケなどのおバカ状態で受け取られた方、御面倒ですが件名“このスカンタコォ”で御一報いただけると有り難いです(んでも、文字バケしてたら、この文章からして読めないワケだから、スカンタコもナニもあったもんじゃねぇぇよって感じですよね)。しかしこの爆暑の後の連発台風はどうよ、って感じですね。現在(9月10日)も15、16号と強力デュオがゴージャスに来日中で、関東方面が見事にアリーナ席になってます。嵐の中、あと3時間ほどで、羽田から九州は“cafe 楽屋”へ飛び立つ音響爆発男JINMO。脳天気に『嵐の晩がぁ、好きさぁ〜』などと、ジャックスの“マリアンヌ”をマニアックに鼻唄ってます。果たして無事、飛行機は飛ぶのでしょうか。新幹線は止まっちまたぜぇ、ベイビィ。

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“マリアンヌ”といえば、先日8月18日の麻布十番インフォキュリアス。遠藤ミチロウさんとのデュオ“みちんも”での、マニアが気になる合奏曲ですね。ロング・バージョン(20分ぐらい)の“天国の扉”、ミチロウさんが奇声(悲鳴?)100パーセントで叫びまくるJINMOの曲“高遠”、そして私もJINMOもスターリンの解散ライブ(85年2月)以来聴く機会の無かった、ミチロウさんの“マリアンヌ”、感動的でした。アンコールは“インディアン・ムーン”。各々の独奏もすばらしく、ミチロウさんが“おまえの犬になる”を、JINMOはデスメタル声で“パープル・ヘイズ”を歌うなど、マニアにはたまらないレアな内容のライブでしたの。
そんな、楽しいインフォキュリアスですが、9月から御店の都合でしばらくの間、ライブがお休みになります。常連さん、ごめん。再開の時期はまだ未定ですが、判り次第すぐお知らせいたしますのね。

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デュオといえば“ほっぴんも”。お馴染みホッピー神山さんとの現代音楽系アヴァンギャルド・デュオ。8月4日の江古田Buddy。約1年ぶりの合奏となるこの日は、独奏をまったくやらず、全編合奏による濃いぃぃぃぃぃ2時間以上の、なかよしライブとなったのね。ホッピーさんはグランド・ピアノとカオス・ミキサー中心の発信音響系システム、加えてエレクトリック・バイ
オリン。JINMOがなんと珍しくもピアノを演奏する、それも右手でピアノ、左手でギターの同時演奏、なんてのも聴けました。ふたりとも髪を束ね、作業着のように半袖で、ノーメイク。まるで、これはレコーディング作業のような、、、。そう、以前からすべての“ほっぴんも”ライブはDATレコーディングされているそうです。ひ、ひ、ひょっとしてアルバム・リリース?!って舞い上がるマニアの皆様。そいつぁ、まだヒ・ミ・ツなのよー!

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8月はなんだかデュオがいっぱいあったのですよ。私は地方へは同行していないので見ていないのですが、8月28日の岡山ペパーランド。JINMOにとっては、佐岐えりぬさんとのコラボレーション以来という、すんげー久々な詩人とのデュオ。この日の御相手は、うら若き美人詩人、妹尾直子嬢。JINMOの報告によると、ホオヅキの実を投げ付けられ、ベルトで首を絞められ、ギターも体もいじくりまわされ、、、って、ひょっとしてR指定?みたいな朗読だったそうで、よくわからんけど、楽しそうにしております。ペパーランドでは次回、9月13日も詩人とのデュオだそうです。今度はうら若きハンサムな男性だそうで、これは見逃せん!ってなもんで、私岸本も同行を決意したのであります。楽しみなのねー。また、R指定かしら?キャンキャン!!

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現在の最長演奏記録は今年の4月の横浜レイジーボーンズでの5時間31分。“轟々竹山”だけでも1曲、1時間以上が当たり前のようになっていますが、先月、なんと衝撃的な記録がでました。もう、マニアなら6時間でも7時間でも驚かないでしょうが、こいつは驚きです。8月25日の埼玉県は上福岡運動公演入口の環境クリーンセンターでおこなわれた“音のまつり2001”でのライブ。“サトリアーニの夜想曲”“ナノピッキング・ソロ”“破壊せよ、そして垂直に昇天せよ!”“乳房”“ゴジラ抄”“轟々竹山”という満足バリュー・セットの内容で、総演奏時間なんと驚異の30分!!30時間じゃないですよ(それはそれで驚異ですけど)。たったの0.5時間ですよ。めちゃ濃いぃぃぃ、もうカルピス原液トロッと一本飲みより濃いライブです。以上驚異の最短演奏記録の御報告でしたっ!そんな“音のまつり2001”のホームページのURLは以下の通り。
http://www.aurora.dti.ne.jp/~kamin/oto01.html

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ついに全国展開した“毎月連続爆発演奏計画(名前、長いぞ)”。現在のところ、横浜レイジーボンズ、福岡cafe 楽屋、広島Otis ! 、福山ポレポレ、岡山ペパーランド、神戸ビッグ・アップル、京都RAG (なかにはJINMOのスケジュール、御店の都合で隔月になったり、ふた月空いたりもします)で爆発中ですが、JINMO自身は更なる展開を凶暴にもくろんでおります。必然
的にライブの本数はドドーッと増えてるのです。その合間を縫うようにして、やはり爆発的なレコーディング。マニアの皆様、お待たせしました。JINMOの新作情報、第一報です!タイトルはまだ未定。収録曲は最近ライブでよく耳にしながらも、既発盤には未収録であった無伴奏ギター独奏の、あの曲、その曲、この曲(どの曲?)が収録されます。まずアンケートの感想でも大好評、みんな大好き“聖ミカ”。涙、涙の絶叫ラブ・ソング“カゲヲシタヒテ”。音響実験的な徹底的快感音楽でライブでは“純正率アリア”と呼ばれていた曲“龍が叫ぶ時(仮題)”。最近のライブでは必ず演奏しているモーツァルトもびっくりの“破壊せよ、そして垂直に昇天せよ!”。毎回、大ウケの1分ほどの超絶コンデンス・ミュージック、“ナノピッキング・ソロの小曲(タイトル未定)”。アナログ・シンセサイザーかと思うような発信音にメロディアスなテーマが絡む歓喜のノイズ・オーケストレーション曲“目覚めよ、ベルリン”。そして、私すら聴いた事のないまったくの未発表曲、“ドリーの唄”(これはなんでも世界初のクローン生命体“ドリー”をテーマにした曲だそうです)。、、、などといった強烈な内容の、必殺の無伴奏ギター独奏アルバム。発売は学習して科学しちゃってる良い子の“学研”。販売は“日本コロンビア”です。楽しみ楽しみ楽しみなのねー。来月の第二報を御楽しみに!すてきなお姉様方、人呼んで学研プラッツ・ギャルズががんばる学研オフィシャルHPのURLは以下の通り。
http://musik-platz.gakken.co.jp/

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1年数カ月前から、ライブでずっと手元に置いて操作している謎のブラック・ボックス、スイッチとツマミだらけのクールな黒い小箱、マニアが気になってしようがなくて、毎回演奏後に「それは何ですか?」と聞きまくる妖しくも美しい漢字表記のあの機械、、、。あれはJINMOのアイデアを若き天才エンジニア“出屋(IDE-YA)”が完成させたもので、“轟天号”といいます。
強烈な歪みからほとんどクリーンなオーバードライブ、そしてアナログ・シンセ的な発信音も表現でき、今のJINMOには欠かせない機材になっています。
アルバム“ひばりがおか”で聴かれる謎の音はこの“出屋”のマシーンによるものだったのです。
喜んでください。パンパカパーン!このブラック・ボックスが一般の方々にも受注ハンドメイドされる事になりました。JINMOの仕様を使いやすく改良したもので、その名を“幽玄”といいます。定価は50.000円。JINMOによる解説ビデオ(ライブ・シーンも有りの63分)も付属。またビデオだけの別売(3.000円)もあります。現在のところインターネットのみのWEBショップ形態で受注製作との事です。詳細、問い合わせ、御注文は以下のURLまで。
これであなたもビュイーン、グイーン、ブビビビヒョエーだぁ。やったね!
http://www.boreas.dti.ne.jp/~xok/

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さて、先々々々月から
突如始まった新コーナー!
【JINMOの真顔の言葉】
『傍観者は去れ!実践者よ来たれ!
 定在するな、漂流せよ!滞ると腐るぞ。
 安定を求めるな!守ると腐るぞ。
 自らの信条など、自らを不自由に縛り付けるものなのだ。
 自分らしさに根拠もなくこだわっているのは、
 変革の恐怖を避ける方便に過ぎないのだ。
 あらゆる可能性を否定されながらも、それを安心だ、幸福だ 
 と、ずるずると老衰するまで、命の浪費という日常をくり返し
 
て、そして重い不満をひた隠しにしながら、死んでいくのはズ
 ルいぞ!
 破壊せよ、破壊せよ、破壊せよ!
 まずは自らの信条、実体のない自分らしさを拠り所にする淀ん
 だ日常を徹底的に破壊せよ!』

DNA音楽研究所:岸本はり