+++ Up To Eleven (ver.3.0) +++


Up To Eleven (ver.3.0)

2012/9/14リリース(avantattaque-0109)
2016/12/6 Last Update
全3曲 (total. 23:26)
フォーマット:Apple ロスレス (44.1kHz 16bit)
ウェブ・ストリーミング版
ジャケット写真:JINMO
ジャケット・デザイン : JINMO
Created by : JINMO
Published by : Avant-attaque

01. Up To Eleven 01 (07:33)

02. Up To Eleven 02 (08:04)

03. Up To Eleven 03 (07:49)




2016年12月以降、JINMOの意向により、Avant-attaqueからリリースされる全作品から値札を外すこととなりました。
以下のリンクボタンから、100円でも100万円でも、どうか貴方のお好きな金額をご入金ください。
(もちろんご入金いただかなくても、全作品は何度でもお聴きいただけます。)
貴方のご厚情が次回作の制作、今後の活動のサポートとなります。
よろしくお願いいたします。



作品をお聴きになるには、各曲の((PLAY))ボタンを押してください。
iPhoneでもiPadでもコンピュータでも、CDクオリティの高音質で、すぐにストリーミング再生されます。
専用の再生装置やソフトウェアは一切必要ありません。
またコンピュータでは、楽曲ファイルをダウンロードすることもできます。
いつでもどこでも、どうか貴方のお好きなようにお楽しみください。




『芸術衝動とテストステロン濃度に強い相関関係を感じる。テストステロンは雄としての生殖本能の根幹のみならず、攻撃性や能動性にも関わる。つまり、より純化した芸術は、守勢性や受動性から遠ざかる。最も純化した芸術は、思索の痕跡の対局、もはや“暴動”にも似た衝動の痕跡であろうと、私は考える。』(JINMO)

第128作めのソロアルバム、その名も、“Up To Eleven”。

通常ギターアンプのボリュームは、ツマミ位置”10”が最大値です。
アルバム・タイトルの“Up To Eleven”とは、それを超えて「“11”まで上げて、爆音で鳴らせ」という意味の慣用句に由来しています。

そのタイトルが示すように、収録された音は、たいへん力強い生命力に漲ったものになっています。
強烈で個性的な歪みのギターは、異言的に高速爆奏され続け、そこにプレクティクス・メトロノームとでも言うべき複雑なパルス音が重なります。

ギターにはもちろんBassLab社の“Jinmoid”が使用されましたが、独特の歪みはIdeyha社とJINMOの共同開発による“霄壌(Shoujou)”によるものです。
JINMOは、「Ideyha 霄壌は、Jinmoidを”狼の声を持つハードコア・テクノ・マシン”へと変態させるパンドラ・ボックスだ。」と言い、最近の演奏会では欠かす事のできない愛用機材になっています。
これを200ワットのZT Ampで大音量で鳴らし、マイク録音されています。
ですからエフェクターといえば、霄壌のみであり、それにパンニング調整と若干の音質補正を施したのみの、生々しい音の再現に注力したレコーディングがおこなわれています。

加えて、複雑なパルス音ですが、これもJinmoidによるものなのです。
こちらは前述の生々しさとは対称的に、Jinmoidの音をコンピュータで複雑な過程を経て、メカニカルな感じに加工したものです。
メカニカルではありますが、たいへん獰猛な生物的な印象を与えるのが面白いです。

以上、二つのギター音は全く違うベクトルを示しながらも、両者共に『“暴動”にも似た衝動の痕跡』として、有機化合しているようなアルバムなのです。

ジャケット・デザイン、及びジャケット写真は、JINMO自身によっておこなわれました。
Jinmoidと共存している花“芍薬”は女性器としての、日本刀は男性器としてのメタファーですが、同時にエロスとタナトスも象徴しています。
冒頭のJINMOの言葉通り、本作が『芸術衝動とテストステロン濃度に於ける強い相関関係』の元にあると示しています。

ギター音楽愛好家、現代音楽愛好家、即興音楽愛好家はもちろんのこと、先端的テクノ・マニアにもお薦めのアルバム。
アルバム・タイトルの通り、是非、「Up To Eleven」でお楽しみください!

CDと同等の、Apple ロスレス 44.1kHz 16bitの高音質のウェブ・ストリーミング・アルバムです。

(Avant-attaque:HARI)