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番外
JINMOこぼれ話

発行:Avant-attaque

+++ JINMO通信 (2014年7月26日号) +++


皆様、お元気でいらっしゃいますか?
通算173作目の新作がリリースされました。

CDと同等の44.1kHz 16bitの高音質のダウンロード・アルバムです!

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『毎月1回のペースで継続開催していた無伴奏ギター独奏会“Life”は、2012年12月で終了した。そう、このシリーズは確かに終了したが、実は演奏会は別の形で継続され続けていた。それは一般には完全非公開のもので、死霊相手におこなわれるもの。何モノにも囚われぬ自由な演奏を目指し、“Life”も大方それを実現していたのだが、どうしても生きた人間を目前にしては、その喜びや緊張感などが奏者にフィードバックされ、次に奏でる音に少なからずの”影響”を与えていた。この”影響”は、言わば次に奏でる音の表現上の方向性を示すという、つまりは奏でてはならぬ音をも明確にしてしまう“制限”と同義であった。何モノからも解き放たれ、完全に自由な次音の発生実現には、生きた人間が障壁となっていた。そこで私は無人での演奏会によりその実現に臨んだ。しかし完全に無人というのは、実は難しい。物理的に人は存在しなくても、奏者の感覚に於いては何モノかの臨在感を消し去る事ができなかった。私はその見えざる観客を“死霊”と呼称した。この死霊の存在が、完全に無人であるよりも良い影響を奏者に与えると気づくのに、そう時間はかからなかった。“死霊”のお陰で、私は無人という状態に囚われることからすらも解き放たれたのだから。この死霊相手の無伴奏ギター独奏会を、私は目指す完全即興から“Impromptu”シリーズと名付けた。』(JINMO)

第173作めのソロアルバム、その名も、“Impromptu 140326”。
“Impromptu”シリーズの第4作です。

http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/AADL/154impromptu140326.html

JINMOの演奏中の途切れる事、淀む事、滲む事の無い意志と集中力の長時間継続。
今迄も驚き続けたのですが、本作では『一切の演出の排除されたエネルギー体の実存』の記録、という印象で、驚きと共に、思わず「天晴れ」と言いたくなる様な、あきれるような清々しささえも感じる私です。

JINMOのギター独奏時の特徴的スタイルのひとつに、高速複雑で極微細な即興があります。
これをJINMOはグロッソラリア系と呼称しています。
グロッソラリアとは“異言”と訳されるキリスト教用語で、祈りの熱情が極限的になった時、本人の意識から切り離されたように舌が高速で動きだし、未知の言語的発生を猛烈におこなってしまう状態を指します。
本作も典型的なグロッソラリア系表現と言え、ここでは総ての音がたった1本のギターで奏でられています。
手指が、奏者とは別に、それぞれに独立した意思を持って、能弁に語り始めたような複雑な音です。

音楽的な時間認識に於いては、律動についても、単位時間内での周波数の変化や合成の仕方についても、そこに“単純さ”と“複雑さ”が相反するものではなく、未分化に併存しているとJINMOは考えています。
乱暴に言ってしまうなら、非常に単純に聴こえる表現でもミクロにおいては、非常に複雑なものの絡み合うような複合体であったり、逆に非常に複雑に聴こえる表現でも俯瞰するなら、非常に大きく単純なものの一部であったりという事です。
JINMOはこれをよく、大河の流れや、星雲の様子、海岸線の状態などで例えて説明しています。
この考えが、複雑系研究で有名なサンタフェ研究所のひとりマレー・ゲルマン博士の概念“プレクティクス”に近似しているため、JINMOは好んでこの単語を使います。
因みに、プレクティクスとは“複雑”と“単純”の意味を持つラテン語を合成したゲルマン博士による造語です。

またグロッソラリアは人為的意識的な表現から距離を置くものであり、1920年代にアンドレ・ブルトンらシュールリアリスト達が、新たな芸術運動のひとつとして実践していた“オートマティスム”の、純化された本来的姿であるともJINMOは捉えています。

『“美は痙攣的なものだろう、それ以外にはないだろう”と、アンドレ・ブルトンは1928年の著書“ナジャ”で明言した。この痙攣とは、原文では不随意な肉体の動きを表す医学用語としての、“CONVULSIVE(痙攣)”が用いられている。ここに、私はブルトンが用いていた“オートマティズム”との関連を明確に感じるし、私に於いての“グロッソラリア”との相似を感じざるを得ない。』(JINMO)

このJINMOの言葉は、そのブルトンが“美”を語るにおいて、不随意な肉体の動き、“痙攣”を持ち出したのを受け、自己の表現との関連から述べたものです

“Life”シリーズ全作品と“Impromptu”シリーズ第1作は、ギターアンプからの音をマイクで収録したものでしたが、本作ではマイクを使わず、ギターアンプからのライン出力をそのまま記録するライン・レコーディングでおこなわれました。
総ての音は、その時、約1時間に渡って途切れなくJinmoidを使用して演奏されたままに記録され、録音後に空間処理を加えた以外は一切、編集や加工はされていません。
言わば、ドキュメンタリー作品のようなものです。

聴き進む内に、非常に複雑に思える音のひとつひとつは、言わば波の雫のひとつひとつであり、俯瞰してそこに渺茫たる太洋が静かに在るのにやがて気づくでしょう。

ジャケットは丹野徹氏がデザインした美しい十字架ロゴが中心に据えられたシンプルなものです。奏者(生霊)と死霊を繋ぐに、これほど相応しいものは無いと思います。

ギター愛好家の方々にはもちろん、現代音楽、先端的テクノ、実験音楽をお好きな方々にもお薦めのアルバムです。

前作“Distorchestra”から僅かに11日。
通算第173作めのソロ・アルバム(Avant-attaqueからの第154作め)、リリースです。
もちろんCDと同等の、Apple ロスレス 44.1kHz 16bitの高音質です。

(Avant-attaque:HARI)

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【Impromptu 140326】 ダウンロード版

http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/AADL/154impromptu140326.html

2014年7月26日リリース
全1曲(total 57:08)
フォーマット:Apple ロスレス (44.1kHz 16bit)
ダウンロード・サイズ:400.7MB
ジャケット・ロゴ・デザイン:丹野徹 ( http://www.torutanno.com/ )
ジャケット・デザイン:JINMO
発売元 : Avant-attaque(アヴァン・アタック)
販売元 : Avant-attaque(アヴァン・アタック)
定価 : 27.42ドル

<無伴奏ギター独奏、ライブ録音>

【収録曲目】
01. Impromptu 140326 (57:08)

——————————————————————————————

ご購入の詳細については、以下のURLをご参照ください。
http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/howtobuyDL.html

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Avant-attaqueからリリースされた作品(ダウンロード版)は、JINMOの意向によりバージョン・アップされることがあります。
最新バージョンは、このURLで確認できます。
http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/versionuplog.html

旧バージョンをご購入いただいた御客様は、無料でダウンロード可能です。
ご購入時にKagi社から送信されたメールに記載されているダウンロードURLと、Unlock Codeでご入手ください。
ご不明な点は、info@jinmo.comまで、お気軽にお問い合わせください。

今後とも増々爆発的に創作するJINMOを、よろしくご支援くださいますようお願いいたします。

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【44.1kHz 16bit でのダウンロード・リリースを始める (JINMO : 2013年3月23日記)】

『 ネットを使えば、特に何かの媒体に広告を出さなくても、世界中に門を開く事ができる。小さなアパートの一室から世界規模で情報を発信して、振込で入金してもらう、というシステムが今なら可能ですよね。 例えば作品があまり一般的でない性格のものであっても良いし、また世界規模で売る事を考えれば、個々の国では僅かな枚数しか売れないかも知れないけれど、全部を合計したらまあまあの大きさになります。そうした中で作品を発表して、その売り上げを次の作品の制作費に充てる、そんな風にして、わがままな音楽家が本当に個人的な音楽を演りつつも、音楽だけで生計を立てていくということが、通信ネットワークの発達の御陰で可能になったんですよ。だからこれからは、インターネットなどを通じて、ひとりひとりの表現者が個々にレーベルを持つようになってくると思うんですよね。』

まだWindows95すら発売されていなかった今から18年前、“月刊ギターマガジン誌1995年5月号”に掲載された私のインタビュー記事からの引用だ。
1994年頃、RADIUSの登場により地方でのアクセスポイントの開設が急速になっていった頃、私は前述の予感に興奮し、周囲の者に、そう、ギターマガジン誌のインタビュアーにまで語ったが、その興奮を共有してくれる者はほとんど絶無であった。
無理も無い。
NTTによる常時接続(今日の1,000倍くらいの遅さ)が月額38,000円という価格でスタートしたのでさえ、1997年の事なのだ。
この予感は、愛好家が音楽を入手するのに“小売店”を必要としない、つまり“卸屋”を必要としない、“運送屋”を必要としない、そして“レコード会社”を必要としないで、作家が直接に愛好家と連結する状態を、意味する。
そう、音楽が“商品”としての枠組みから解放されて、音楽産業確立以前の、音楽が純粋に“音楽”として価値を放っていた時代への復権を意味するのだ。

そして2006年3月、『表現者と愛好家の直結』を実現する回路として、独自レーベル“Avant-attaque”を立ち上げ、介在者皆無のダウンロード・リリースを始動した。
しかし当時の一般的な通信速度と、再生装置のスペックを考慮すると、CD品質である“44.1kHz 16bit”でのリリースは非現実的であり、やむを得ず”MP3 160kbps”という圧縮フォーマットでのリリースとなった。
その後、2007年3月には”AAC 192kbps”、2008年4月には“AAC 256kbps”、2009年5月には“AAC 320kbps”と、常に一般的な通信速度と、再生装置のスペックを考慮しながら、逐次、高音質化をめざしたアップデートを継続してきた。
その度重なるアップデートの中、徐々に実現されていく高音質化に、確かに私は喜びは感じるものの、その一方で、高音質とはいえオリジナルよりは明らかに劣化する圧縮フォーマットであるAACへ、リリース直前で不本意ながら変換する作業中、自らの純情に対して忸怩たる思いを抱き続けてきたのも真実だった。

さて、契機は二つあった。
まず、2012年9月にリリースされたApple社の”OS X Lion 統合アップデート 10.7.5”のサイズが、1.91GBであった事。
約2GBという大きなファイルが一般的であるとは到底考えはしないが、Apple社がおこなうという事実から「2GBとはいえ、もはや非常識な大きさではない」という時代が到来したのだという認識が、私を大きく勇気づけた。
二つめに、2011年10月、たいへん良質な可逆圧縮方式である“Apple ロスレス”の、それまで非公開であったソースコードが公開されたという事。
Apple ロスレス”が、今後、かつてのMP3、AAC同様、Apple製品以外の機器やソフトウェアにおいても長く使われる規格となるだろう事が、この1年の業界の動向から強く実感できた。

そして…、
本日2013年3月23日以降、”Avant-attaque”からダウンロード・リリースされるアルバムは、“Apple ロスレス”フォーマットとなる。

これにあたり綿密な波形比較をおこなったが、 “Apple ロスレス”の波形は、まったくCDのそれと同一だった。
これはCDとまったく同様の音質であることを意味する。
また、サイズは60%から50%程度の圧縮を実現している。
加えて、曲名、アルバム名、ジャケットなどのデータを添付するID3タグにも対応している。

まず、 初めての“Apple ロスレス”フォーマット・アルバムとして、“Extremus”をリリースする。
これは超音波帯域も含む可聴域全域をフルに満たすパートでオーケストレートされた作品で、高音質を謳う “Apple ロスレス”での初リリース作品として相応しいものだと自負している。
加えて、アルバム “Extremus”は、全1曲で、途切れの無い「3時間19分18秒間」という音響体験になる。
この長さは約70分が収録限界であったCDでは、リリース不可能な作品だ。
ダウンロード・サイズは1.73GBとなる。
これはApple社の”OS X Lion 統合アップデート 10.7.5”のサイズ、1.91GBより10%小さい。

Avant-attaqueから既にリリースした125作品についても、今後順次、 “Apple ロスレス 44.1kHz 16bit”へとアップデートしていく。
既に旧バージョンを購入されている愛好家の皆様には、心からの感謝を込めて、無料アップデートの対応をさせていただく。

また価格については、全作品の統一価格という音楽業界の非合理な慣例は葬り、従量制とする。
具体的には「1秒あたり、0.008ドル」という計算でおこなう。
つまり50分(3,000秒)のアルバムなら、24ドル、25分のアルバムなら、12ドルとなる。
また72分30秒(3,750秒)以上の長さの作品は、如何に長くなろうともこれを総て30ドルを価格上限に定める。
これにより、最も長い作品である新作”Extremus”は、30ドルとなる。

既発作品に関しては、 “Apple ロスレス”へのアップデート時に同時に、価格改変していく。
ウェブ上でのサンプル音源についても、作品のアップデートと同時に“Apple ロスレス”によるサンプルへと入れ替えていく。

愛好家にとっては、より幸せな時代を享受していただけることだろう。
私もそうなのだ。
2006年3月のAvant-attaque始動以来、私が感じ続けていた「自らの純情に対しての忸怩たる思い」に、晴れ晴れと笑顔で、今、「あばよ!」と告げる事ができるのだから。

今までの厚いご支援に深く感謝し、今後の更なる歓喜の共犯をお約束しよう。

では、44.1kHz 16bitの“前撃”、Avant-attaqueをお楽しみください。

JINMO
2013年3月23日

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---Avant-attaque(アヴァン・アタック)---

+++ JINMO通信 (2014年7月15日号) +++


皆様、お元気でいらっしゃいますか?
通算172作目の新作がリリースされました。

CDと同等の44.1kHz 16bitの高音質のダウンロード・アルバムです!

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『歪まされたギター音の波形を見つめる度に、そこにフラクタルに於ける海岸線問題に似た面白さを見いだす。私の表現でのプレクティクス概念は、音楽的な時間認識の問題のみならず、ベロシティーやパンニング、そしてこの波形にも在る。それがオーケストレートされたならば、単なる波形合成に留まらず、差音現象も含め、第一次的な演奏時とは別の次元での第二次的グロッソラリアが降り注ぎ始めるかのようで、まことに愉快興奮する。』(JINMO)

第172作めのソロアルバム、その名も、“Distorchestra”。

http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/AADL/153distorchestra.html

本作のタイトル“Distorchestra”とは、“歪み”を意味する“Distortion”と“Orchestra”の合成語と考えられます。
ギターの音の波形を変形させて倍音を強調したり、倍音を添加したりして、歪んだ様な荒々しく太い音を造り出すエフェクターに、ファズ、ディストーション、オーバードライブといったものがあります。
JINMOは様々なエフェクターを使用しますが、中でもこうした“歪み系”は演奏会でも必ず使用されるものであり、JINMOの演奏表現には欠かす事のできないもののひとつと言えるでしょう。
多種多様な歪み具合を表現しますが、そのための歪み系エフェクターは、JINMO自身でも一体何台所有しているのか把握しけれない数になっています。
本作は11曲からなるギター・オーケストレーション作品集ですが、その内の1曲中においても、様々な歪み系エフェクターが使用されているので、ファズ・マニアにはたまらない内容かもしれません。

また、JINMOのギター独奏時の特徴的スタイルのひとつに、高速複雑で極微細な即興があります。
これをJINMOはグロッソラリア系と呼称しています。
グロッソラリアとは“異言”と訳されるキリスト教用語で、祈りの熱情が極限的になった時、本人の意識から切り離されたように舌が高速で動きだし、未知の言語的発生を猛烈におこなってしまう状態を指します。
本作は典型的なグロッソラリア系表現のオーケストレーション版と言え、通常のピッキングに加え、両手によるタッピングでも奏でられています。
両手の10本の指が、それぞれに独立した意思を持って、能弁に語り始めたような複雑な音です。

音楽的な時間認識に於いては、律動についても、単位時間内での周波数の変化や合成の仕方についても、そこに“単純さ”と“複雑さ”が相反するものではなく、未分化に併存しているとJINMOは考えています。
乱暴に言ってしまうなら、非常に単純に聴こえる表現でもミクロにおいては、非常に複雑なものの絡み合うような複合体であったり、逆に非常に複雑に聴こえる表現でも俯瞰するなら、非常に大きく単純なものの一部であったりという事です。
JINMOはこれをよく、大河の流れや、星雲の様子、海岸線の状態などで例えて説明しています。
この考えが、複雑系研究で有名なサンタフェ研究所のひとりマレー・ゲルマン博士の概念“プレクティクス”に近似しているため、JINMOは好んでこの単語を使います。
プレクティクスとは“複雑”と“単純”の意味を持つラテン語を合成したゲルマン博士による造語です。
このプレクティクスの概念が、グロッソラリア系表現を説明するのに不可欠であり、冒頭のJINMOの言葉のように、それはリズム、強弱、定位、そして波形にも意識的に活かされているのでしょう。

一般にオーケストレーションとは、様々な調整がなされて、諧調表現されるものです。
グロッソラリアをオーケストレートするとなると、更なる乱調表現となるはずですが、それが何とも不思議な統一感がここに生まれていると感じました。
それがプレクティクスの美なのかもしれません。

たいへんデリケートで複雑なパンニングと、スペクトル分布を特徴とするアルバムです。
できれば良質のヘッドホンでの御鑑賞をお薦めします。
よく御質問を受けるのですが、JINMOが制作において使用しているモニター・ヘッドホンは、SONYの“MDR-CD900ST”です。

ギター愛好家の方々にはもちろん、現代音楽、先端的テクノ、実験音楽をお好きな方々にもお薦めのアルバムです。

前作“Nexus”から僅かに25日。
通算第172作めのソロ・アルバム(Avant-attaqueからの第153作め)、リリースです。
もちろんCDと同等の、Apple ロスレス 44.1kHz 16bitの高音質です。

(Avant-attaque:HARI)

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【Distorchestra】ダウンロード版

http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/AADL/153distorchestra.html

2014年7月15日リリース
全11曲(total 46:56)
フォーマット:Apple ロスレス (44.1kHz 16bit)
ダウンロード・サイズ:277.0MB
ジャケット写真:Jinmoid Owners Club ( https://www.facebook.com/jinmoid )
ジャケット・デザイン:JINMO
発売元 : Avant-attaque(アヴァン・アタック)
販売元 : Avant-attaque(アヴァン・アタック)
定価 : 22.53ドル

<ギター・オーケストレーション>

【収録曲目】
01. Distorchestra 01 (04:16)
02. Distorchestra 02 (04:16)
03. Distorchestra 03 (04:16)
04. Distorchestra 04 (04:16)
05. Distorchestra 05 (04:16)
06. Distorchestra 06 (04:16)
07. Distorchestra 07 (04:16)
08. Distorchestra 08 (04:16)
09. Distorchestra 09 (04:16)
10. Distorchestra 10 (04:16)
11. Distorchestra 11 (04:16)

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ご購入の詳細については、以下のURLをご参照ください。
http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/howtobuyDL.html

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Avant-attaqueからリリースされた作品(ダウンロード版)は、JINMOの意向によりバージョン・アップされることがあります。
最新バージョンは、このURLで確認できます。
http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/versionuplog.html

旧バージョンをご購入いただいた御客様は、無料でダウンロード可能です。
ご購入時にKagi社から送信されたメールに記載されているダウンロードURLと、Unlock Codeでご入手ください。
ご不明な点は、info@jinmo.comまで、お気軽にお問い合わせください。

今後とも増々爆発的に創作するJINMOを、よろしくご支援くださいますようお願いいたします。

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【44.1kHz 16bit でのダウンロード・リリースを始める (JINMO : 2013年3月23日記)】

『 ネットを使えば、特に何かの媒体に広告を出さなくても、世界中に門を開く事ができる。小さなアパートの一室から世界規模で情報を発信して、振込で入金してもらう、というシステムが今なら可能ですよね。 例えば作品があまり一般的でない性格のものであっても良いし、また世界規模で売る事を考えれば、個々の国では僅かな枚数しか売れないかも知れないけれど、全部を合計したらまあまあの大きさになります。そうした中で作品を発表して、その売り上げを次の作品の制作費に充てる、そんな風にして、わがままな音楽家が本当に個人的な音楽を演りつつも、音楽だけで生計を立てていくということが、通信ネットワークの発達の御陰で可能になったんですよ。だからこれからは、インターネットなどを通じて、ひとりひとりの表現者が個々にレーベルを持つようになってくると思うんですよね。』

まだWindows95すら発売されていなかった今から18年前、“月刊ギターマガジン誌1995年5月号”に掲載された私のインタビュー記事からの引用だ。
1994年頃、RADIUSの登場により地方でのアクセスポイントの開設が急速になっていった頃、私は前述の予感に興奮し、周囲の者に、そう、ギターマガジン誌のインタビュアーにまで語ったが、その興奮を共有してくれる者はほとんど絶無であった。
無理も無い。
NTTによる常時接続(今日の1,000倍くらいの遅さ)が月額38,000円という価格でスタートしたのでさえ、1997年の事なのだ。
この予感は、愛好家が音楽を入手するのに“小売店”を必要としない、つまり“卸屋”を必要としない、“運送屋”を必要としない、そして“レコード会社”を必要としないで、作家が直接に愛好家と連結する状態を、意味する。
そう、音楽が“商品”としての枠組みから解放されて、音楽産業確立以前の、音楽が純粋に“音楽”として価値を放っていた時代への復権を意味するのだ。

そして2006年3月、『表現者と愛好家の直結』を実現する回路として、独自レーベル“Avant-attaque”を立ち上げ、介在者皆無のダウンロード・リリースを始動した。
しかし当時の一般的な通信速度と、再生装置のスペックを考慮すると、CD品質である“44.1kHz 16bit”でのリリースは非現実的であり、やむを得ず”MP3 160kbps”という圧縮フォーマットでのリリースとなった。
その後、2007年3月には”AAC 192kbps”、2008年4月には“AAC 256kbps”、2009年5月には“AAC 320kbps”と、常に一般的な通信速度と、再生装置のスペックを考慮しながら、逐次、高音質化をめざしたアップデートを継続してきた。
その度重なるアップデートの中、徐々に実現されていく高音質化に、確かに私は喜びは感じるものの、その一方で、高音質とはいえオリジナルよりは明らかに劣化する圧縮フォーマットであるAACへ、リリース直前で不本意ながら変換する作業中、自らの純情に対して忸怩たる思いを抱き続けてきたのも真実だった。

さて、契機は二つあった。
まず、2012年9月にリリースされたApple社の”OS X Lion 統合アップデート 10.7.5”のサイズが、1.91GBであった事。
約2GBという大きなファイルが一般的であるとは到底考えはしないが、Apple社がおこなうという事実から「2GBとはいえ、もはや非常識な大きさではない」という時代が到来したのだという認識が、私を大きく勇気づけた。
二つめに、2011年10月、たいへん良質な可逆圧縮方式である“Apple ロスレス”の、それまで非公開であったソースコードが公開されたという事。
Apple ロスレス”が、今後、かつてのMP3、AAC同様、Apple製品以外の機器やソフトウェアにおいても長く使われる規格となるだろう事が、この1年の業界の動向から強く実感できた。

そして…、
本日2013年3月23日以降、”Avant-attaque”からダウンロード・リリースされるアルバムは、“Apple ロスレス”フォーマットとなる。

これにあたり綿密な波形比較をおこなったが、 “Apple ロスレス”の波形は、まったくCDのそれと同一だった。
これはCDとまったく同様の音質であることを意味する。
また、サイズは60%から50%程度の圧縮を実現している。
加えて、曲名、アルバム名、ジャケットなどのデータを添付するID3タグにも対応している。

まず、 初めての“Apple ロスレス”フォーマット・アルバムとして、“Extremus”をリリースする。
これは超音波帯域も含む可聴域全域をフルに満たすパートでオーケストレートされた作品で、高音質を謳う “Apple ロスレス”での初リリース作品として相応しいものだと自負している。
加えて、アルバム “Extremus”は、全1曲で、途切れの無い「3時間19分18秒間」という音響体験になる。
この長さは約70分が収録限界であったCDでは、リリース不可能な作品だ。
ダウンロード・サイズは1.73GBとなる。
これはApple社の”OS X Lion 統合アップデート 10.7.5”のサイズ、1.91GBより10%小さい。

Avant-attaqueから既にリリースした125作品についても、今後順次、 “Apple ロスレス 44.1kHz 16bit”へとアップデートしていく。
既に旧バージョンを購入されている愛好家の皆様には、心からの感謝を込めて、無料アップデートの対応をさせていただく。

また価格については、全作品の統一価格という音楽業界の非合理な慣例は葬り、従量制とする。
具体的には「1秒あたり、0.008ドル」という計算でおこなう。
つまり50分(3,000秒)のアルバムなら、24ドル、25分のアルバムなら、12ドルとなる。
また72分30秒(3,750秒)以上の長さの作品は、如何に長くなろうともこれを総て30ドルを価格上限に定める。
これにより、最も長い作品である新作”Extremus”は、30ドルとなる。

既発作品に関しては、 “Apple ロスレス”へのアップデート時に同時に、価格改変していく。
ウェブ上でのサンプル音源についても、作品のアップデートと同時に“Apple ロスレス”によるサンプルへと入れ替えていく。

愛好家にとっては、より幸せな時代を享受していただけることだろう。
私もそうなのだ。
2006年3月のAvant-attaque始動以来、私が感じ続けていた「自らの純情に対しての忸怩たる思い」に、晴れ晴れと笑顔で、今、「あばよ!」と告げる事ができるのだから。

今までの厚いご支援に深く感謝し、今後の更なる歓喜の共犯をお約束しよう。

では、44.1kHz 16bitの“前撃”、Avant-attaqueをお楽しみください。

JINMO
2013年3月23日

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---Avant-attaque(アヴァン・アタック)---

+++ JINMO通信 (2014年7月2日号) +++

皆様、お元気でいらっしゃいますか?
いよいよ、明日からです!!!
“OptiSoniX ~ JINMOの音楽と絵画展”開催のお報せです。

http://www.jinmo.com/00/jp/opticart/exhibition.html

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+++ OptiSoniX +++
JINMOの音楽と絵画展

2014年7月3日(木) 〜7月5日(土)

『ディテールとはミクロに凝視するなら、常にカオスであり、その渦中に神は宿る。階調・乱調をエントロピーの問題として捉え、混沌とはそのエネルギー、生命力、芸術的純情の発揮の証左とするならば、大杉栄よ、現代に於いてはより深刻に、美はもはや諧調にあらず、ただ乱調にありて、混沌に於ける只管の紊乱の中に我が"天的嗣業"の発火は指し示されている。諸君、カオスにて逢おう。カオスにて待っている。 (JINMO)』

視覚芸術と聴覚芸術は本来未分化の領域のものであり、芸術が産業化した経緯の中で文化的に分化されたものにすぎない。“OptiSoniX JINMOの音楽と絵画展”では、視覚芸術、聴覚芸術、に分化されることなく相互に浸透し合いながら作品の鑑賞・体験が可能である。また、会期中では現代美術を語る上で重要な3人がJINMOの作品について言及するトークイベントを開催する。さらに、ギャラリータイムにて最先端技術を用いたデジタル顕微鏡で作品を鑑賞する機会も設ける。

Sonic ART
JINMOによる経頭骸直流刺激(tDCS)を行いながらの無伴奏ギター独奏。演奏内容は3日間とも異なる。
注) tDCS:電極を用いて頭皮の上から軽い直流電流を流して脳の部位を刺激すること。脳神経の活動を活発化されることが可能で、近年では脳卒中、うつ病等の多様な治療の研究、脳梗塞を起した患者のリバビリに用いられ成功を収めている。

Optic ART
極微細書画nanoZen未発表新作3点と、記念碑的大作“知覚の扉”を含む、多数のnanoZen作品を展示。スカラ株式会社からの協力により、最先端技術を用いたデジタル顕微鏡にて鑑賞可能。
注) nanoZen:1単位30ミクロン(人間の白血球とほぼ同じ大きさ)で描かれたJINMO独自の表現による書画。

期間  2014年7月3日(木)〜5日(土)
 
3日(木)、4日(金)開場19:00、 開演19:30
5日(土)開場18:30、 開演19:00
(各日トークイベント45分、演奏45分)閉廊23:00
場所  六本木Bullet's
東京都港区西麻布1丁目7−11 霞ハイツ B1F
03-3401-4844
入場料 1日券3,800円、2日券7,000円 、3日券10,000円 (各日要ドリンク代)
当日人数多数で会場に入れない場合がございます。事前予約をおすすめいたします。
御予約は moi@jinmo.com まで(担当:森井)

主催 Avant-attaque、office moi
協力 スカラ株式会社

 

トークゲスト経歴


7月3日出演 
能勢伊勢雄(写真家、美術評論家)
ライブハウスPEPPER LAND設立・主宰。アンダーグランドミュージック&カルチャーに精通。1978年より松岡正剛氏が提唱した「遊学」をもとにする研究「遊会」を開始。”X-COLOR グラフティ in Japan”(水戸芸術館、水戸、2005年)企画をはじめ、美術展の企画協力、作品出品多数。主著・共著に「スペクタル能勢伊勢雄 1968−2004」(和光出版)、「INSIDE OUTSIDE 」(UPLINK刊)、「新・音楽の解読」(DUBooks刊)等。

7月4日出演
小倉正史(美術評論家)
国際美術評論家連盟会員。1994年にフランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ賞受賞。“大地の魔術師たち”(ポンピドゥー・センター、パリ、1989年)の企画協力、“サルキス Zone 展”(北関東造形美術館,前橋、1994年)“杉本博司展”(カナダ大使館ギャラリー、東京、1996年)など美術展企画多数。共著に「現代美術 アール・ヌーヴォーからポストモダンまで」(新曜社)等。翻訳にアンドレ・レスレール「アナキズムの美学」(現代企画室)、ブレーズ・ガラン「芸術からの解放」(青弓社)等。

7月5日出演
山田聖子(靖山画廊代表、株式会社アートジャパン代表取締役、ギャラリスト)
共立女子短期大学卒業後、出版社、企画会社を経て、1996年株式会社アートジャパン設立。2004年銀座7丁目に靖山画廊を開廊。その後2010年銀座5丁目に移廊。現在に至る。確かな審美眼により数々のアーティストを世に送り出す。また、現在、銀座のギャラリー約40軒で組織された任意団体“銀座ギャラリーズ”の理事であり、その活動として「美術と教育を考える会」など日本における“美術と教育”の今後のあり方を問うレクチャー・シンポジウム等を企画開催している発起人のひとりでもある。

参照・nanoZen作品:
http://www.jinmo.com/00/jp/opticart/nanozen.html

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---Avant-attaque(アヴァン・アタック)---