+++ Psychatronix (ver.3.0) +++


Psychatronix(ver.3.0)

2013/1/15リリース(avantattaque-0119)
2016/12/6 Last Update
全1曲 (total. 55:23)
フォーマット:Apple ロスレス (44.1kHz 16bit)
ウェブ・ストリーミング版
ジャケット写真 : 撮影者不明の古写真
ジャケット・デザイン : JINMO
Created by : JINMO
Published by : Avant-attaque

01. Psychatronix (55:23)




2016年12月以降、JINMOの意向により、Avant-attaqueからリリースされる全作品から値札を外すこととなりました。
以下のリンクボタンから、100円でも100万円でも、どうか貴方のお好きな金額をご入金ください。
(もちろんご入金いただかなくても、全作品は何度でもお聴きいただけます。)
貴方のご厚情が次回作の制作、今後の活動のサポートとなります。
よろしくお願いいたします。



作品をお聴きになるには、各曲の((PLAY))ボタンを押してください。
iPhoneでもiPadでもコンピュータでも、CDクオリティの高音質で、すぐにストリーミング再生されます。
専用の再生装置やソフトウェアは一切必要ありません。
またコンピュータでは、楽曲ファイルをダウンロードすることもできます。
いつでもどこでも、どうか貴方のお好きなようにお楽しみください。




『放電の魔人は現在の魔都に蘇生し、夜の大気総てを発光させ、大気総てをプラズマ・スピーカーとして、音楽的世界システムを轟響せしめる。その時、肉体性は完全自由落下し、精神性は完全自由上昇をし始める。【第138作め“Psychatronix”のVorstellung (表象)】』
(JINMO)

第138作めのソロアルバム、その名も、“Psychatronix”。
“サイカトロニクス”と読みます。

JINMOは本作を2012年3月6日の朝から作り始めました。
元々エレクトロ系オーケスレーション曲でしたが、2013年1月13日(リリースの2日前)未明、突然、大規模編成の弦楽とピアノ群弾で作り直し始め、『弦楽→ピアノ群弾→エレクトロ→弦楽→エレクトロ→ピアノ群弾→弦楽』の55分23秒の曲として完成させました。
その大きな変化に伴い、無機質なテクノ系のデザインで用意されていたアルバム・ジャケットも、全く異なるものへと急遽、作り変えられました。

『1930年代に撮られたアゼルバイジャンのオーケストラの写真(撮影者不明)をベースに、ニコラ・テスラを想起させるようなハード・サイエンティフィックなイメージのものにする。1930年代から強烈に放電し続ける魔都のオーケストラ曲。』
(JINMO、Twitterにおける2013年1月15日午前2時22分の記述)

このTwitterの記述がリリースの当日であることから、たいへんな情熱と勢いのある仕上げ作業であったことが判ります。
また『 ニコラ・テスラを想起させるようなハード・サイエンティフィックなイメージのものにする。1930年代から強烈に放電し続ける魔都のオーケストラ曲。』という、この作品についてのJINMOの具体的なイメージも語られています。
ニコラ・テスラの活動姿勢にJINMOは大きな共感を抱いており、新戸雅章氏による伝記“発明超人ニコラ・テスラ(筑摩書房)”は、JINMOの長年の愛読書のひとつです。
『1930年代…』については、LP盤の量産普及によって音楽が一気に大量生産・大量消費されていく産業化を始めた1940年代以前の、文化華やかな時代についてのイメージでしょう。
つまりは1940年代から、レコード産業が崩壊しつつある今日(奇しくも先ほど、英レコード販売大手・HMVの経営破綻のニュースがありました)までを消去し、1930年代に直結する21世紀的表現の現出、或はルネッサンス(決してノスタルジーではありません)が、JINMOの本作に望むところであったとも言えるでしょう。

複雑繊細なオーケストレーションは、JINMOの言葉通り『ハード・サイエンティフィック』な響きであり、魔人的なマッドサイエンティストが最先端科学の力を帯びて、現在に蘇生した感じに、私には思えます。
どうぞ、 この『1930年代から強烈に放電し続ける魔都のオーケストラ曲』を、全身に帯電しながらお楽しみください。

現代音楽、先端的テクノ、実験音楽をお好きな方々にはもちろん、ギター愛好家の方々にもお薦めのアルバムです。

CDと同等の、Apple ロスレス 44.1kHz 16bitの高音質のウェブ・ストリーミング・アルバムです。

(Avant-attaque:HARI)