Miryam (ver.1.0)

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『歓喜のミリアムとアザートスが、外宇宙で狂乱共奏する酩酊のパルス・グルーブ :
音に結ぶ JNMO 2010-07-22』

『アロンの姉である女預言者ミリアムが小太鼓を手に取ると、他の女たちも小太鼓を手に持ち、
踊りながら彼女の後に続いた。 ミリアムは彼らの音頭を取って歌った。
主に向かって歌え。主は大いなる威光を現し、馬と乗り手を海に投げ込まれた。
(旧約聖書 出エジプト記15章20-21節)』

Miryam(英語表記では Miriam) は旧約聖書に登場するモーセとアロンの姉、女預言者。
民を率いてモーセがエジプトを脱出した時、追いかけてきたファラオの軍勢が
葦の海に飲み込まれた後で、ミリアムは小太鼓を手にとって、
神を賛美する歌を歌ったそうです(Wikipedia参照)。

http://en.wikipedia.org/wiki/Miriam

JINMOによる打楽器オーケストレーション。
"Fetishia"、"tar"などもそうでしたが、一般的な西洋音楽起源のリズムとは
まったく異なるところから発せられた、複雑で緻密で多層構造のリズム音楽です。
狂熱的な原始呪術音楽のようであると同時に、めちゃくちゃ未来的な
サイバー・テクノのようでもあります。
打楽器の生々しさ、力強さ、繊細さ、その音色のエロティックさと共に、
強弱の表現と、左右に飛び交うパンニングの表現。
それら表現要素の幅の広さが、たいへん魅力的です。
打楽器オーケストラなので、音程や和声の表現は、本来希薄であるはずなのに、
なんと色濃く美しく描かれていることか。

私(HARI)には各曲を支配する超高周波のドローン、これが何か、
押さえっ放しにされたスイッチのように感じられ、このスイッチの押されている間、
自分の身体制御が女預言者Miryamの発するリズムにコントロールされてしまうような、
そんなリズムの呪力が満ちた強烈なパルス・テクノ・アルバムに思えました。
さぁ、大音量で、女預言者Miryamの発する狂乱酩酊のパルス・グルーブに、
身を任せて、お楽しみください!

前作"Sirius"から僅かに6日。
通算第90作めのソロ・アルバム(Avant-attaqueからの第71作め)、リリースです。
もちろん、AAC(320kbps)の高音質です。

(Avant-attaque:HARI)