Life 120211 (ver.1.0)

1. Life 120211 (26:02)



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第109作めのソロアルバム、その名も、"Life 120211"。

久々のライブ・アルバム、否、ライフ・アルバムと呼ぶべきでしょうか!

そう、"Life 120211"。

これは、2012年2月11日(土)におこなわれた演奏会の実況録音です。
演奏終了後、わずか30時間ほどでの怒濤のラッシュ・リリース!!!

演奏は楽器が"Jinmoid"。
エフェクターはZ.Vex社の"Fuzz Factory"(ファズ)、それとCranetortoiseの"GC-1"(コンプレッサー)のみ。
アンプは最近愛用のZT Amp社の"Lunchbox"。
マルチエフェクターはもちろん、ディレイやリバーブ、或は特殊エフェクターなどは一切使用していません。
モロに生の生々しい音!

演奏会は最大120dBの強烈な爆音でおこなわれました。
因みに、騒々しい工場の中の音圧レベルが90dB、電車通過時のガード下が100dB、自動車のクラクションやリベット打ちが110dB、飛行機のジェット・エンジン近くが120dB。この120dBは十分に人体に影響のある数値です。

録音は完全にステレオ・マイクによる収録のみでおこなわれ、ライン信号は一切使用されていません。
また会場では、複数のフォトグラファーが、まるで戦場カメラマンのようにJINMOの爆奏に挑み、まったく事件とでもいうべきこの演奏会を記録していました。
そのため、このアルバムにはそのシャッター音も多数、収録されています。
それがまた、この演奏の緊迫感溢れる事件性の空気を表しています。
観客は演奏後に、「爆撃」、「弾幕」、「銃撃」などという言葉を多数混ぜながら、口々にその驚きと興奮を語り合っていました。


この演奏会、"Life 120211"をおこなうにあたっての、案内状に於けるJINMOの言葉です。


・・・

『音楽家としての大きな2つの活動、"作品制作"と"演奏会"。

この内、作品制作についてはAvant-attaqueによるダウンロード・リリースにより、作者の意に即応した自由なリリース・タイミング、内容の完全自由化、作品サイズの自由化などが実現し、ほぼ私の理想が実現できるようになった。

そして、もう一方の演奏会についても、今まで永らく、私の理想に近づけようと、様々な形を試み続けてきた。
演奏会は"新たなものが生まれ出づる場"であって欲しい。
強く、強くそう願う。
そこでは、予定調和や試行錯誤、観客の需要に合わせた供給としての表現等の一切が取り払われ、音楽家自身さえもが予想だにしなかった"新たなもの"と出会う歓喜に、私は照らされたい。
そこに介在する者は、単なる観客ではなく、事件や或る現象の目撃者であり、私と共にその招来を望み、霊的協力をし、そして"新たなもの"と出会う歓喜に共に照らされる者であって欲しい、同時にそう願う。
私はその "新たなもの"が生まれ出づる歓喜の時に、"Life"と名をつけた。
Lifeは、生命、人生、日常である。
音楽産業の一翼を担う既存の商業スペースではない場所が、その "新たなものが生まれ出づる場"に相応しい。
その会場もようやく整った。
歓喜に共に照らされる者は、私がこの人なら喜んでくれるだろうと思い、選ぶ人に限る事にした。
その場に並ぶ者は、私を除いて12人。
あなたに、その内の一人になっていただきたい、最後にそう強く願う。』 (JINMO)

・・・


この"Life"という演奏会は、JINMOによって"新たなものが生まれ出づる場"と成る事を目論んで挙行され、そしてその目論みは見事に実現されました。
その記録が、このアルバムです。

ジャケット・デザイン、及びジャケット写真は、フォトグラファー丹野徹氏によって制作されました。
"新たなものが生まれ出づる場"に、これ以上相応しいものは無いというべきものだと思います。


総てのJINMOマニア必聴、是非是非、過激な程の大爆音でお楽しみください!

前作"Viano Vorte"から僅かに4日。
通算第109作めのソロ・アルバム(Avant-attaqueからの第90作め)、リリースです。
もちろん、AAC(320kbps)の高音質です。

(Avant-attaque:HARI)


photo by Mona Ave
photo by Mona Ave
photo by Mona Ave
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