Xeno (ver.2.0)

01. Xeno 01 (03:51)
02. Xeno 02 (04:44)
03. Xeno 03 (03:47)
04. Xeno 04 (03:11)
05. Xeno 05 (04:23)
06. Xeno 06 (03:23)
07. Xeno 07 (04:20)
08. Xeno 08 (03:28)
09. Xeno 09 (03:11)
10. Xeno 10 (03:08)



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『私は自らを"音楽家"や"画家"といった矮小なアイデンティティに落ち着かせる事に、猛烈なる反発を発動させる。強いて言うならば、自らは"Avant-attaque(前撃)"の実践行為者であり、天的嗣業の前に血を流し、微笑むメディアムである。』(JINMO.COMのプロフィール文から引用)

上記文章中の“メディアム”とは、「媒体、中間者、伝送路、美術に於ける表現手段」等を意味します。
自らは依り代(よりしろ)であり、表現主因は外部にあるという意識が、この文章のように常にJINMOにはあります。
視覚表現でのnanoZenや、聴覚表現でのグロッソラリア系Exprovisation(爆奏)は、それを如実に表すものと言えるでしょう。
本作もまた、それを表す新たなひとつの異言です。
(グロッソラリアについてはアルバム“Plectics Tap”での記載を御参照ください。 http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/AADL/122plecticstap.html

“Xeno”とは接頭辞で、「外からの」とか「異質な」の意味を持ちます。
JINMOの2013年2月22日記載のTwitterによれば、『当初「真性異言」を意味する"Xenoglossia"を考えていたが、既発の“Glossolalia”とほぼ同義であるし、文字の視覚的・聴覚的印象の点から、シンプルに接頭辞そのままの“Xeno”を、次作のタイトルにした。』とのこと。
発音は“ゼノ”となります。

総ての音は、Jinmoidでの両手タッピングにより演奏されています(若干のフィンガー・ピッキングも混在するそうです)。
レコーディングはZT-AmpのLunchboxの爆音を、ステレオ・マイクで収音しておこなわれました。
エフェクターは特殊なファズと、コンプレッサー、それに僅かなリバーブのみです。

ジャケットは、石黒達也氏によるものです。
六本木のクラブでの爆奏中のJINMOを捉えた美しい写真です。

ギター愛好家の方々にはもちろん、現代音楽、先端的テクノ、実験音楽をお好きな方々にもお薦めのアルバムです。

前作”Neurocity”から僅かに16日。
通算第144作めのソロ・アルバム(Avant-attaqueからの第125作め)、リリースです。
もちろん、Apple ロスレス (44.1kHz 16bit)の高音質です。

(Avant-attaque:HARI)