Metropolis Sonictrax (ver.1.0)

1. Metropolis Sonictrax 01 (04:24)
2. Metropolis Sonictrax 02 (04:24)
3. Metropolis Sonictrax 03 (04:24)
4. Metropolis Sonictrax 04 (04:24)
5. Metropolis Sonictrax 05 (04:24)
6. Metropolis Sonictrax 06 (04:24)
7. Metropolis Sonictrax 07 (04:24)
8. Metropolis Sonictrax 08 (04:24)
9. Metropolis Sonictrax 09 (04:24)
10. Metropolis Sonictrax 10 (04:24)



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『それが語るストーリーに魅了されたのではない。そこから読み取られる階級闘争のコンセプトに共感したのでもない。リアルなディストピアを中心とした未来予言に感嘆したのでもない。私は只管、その”美”に圧倒され、愛したのだ。静止画にしたフィルムの一コマごとが、猛烈な“美”を湛える絵画の連続であったことに、歓喜したのだ。とりわけガイノイド“Maria”の放つ聖性の“美”にうちのめされたのだ。』(JINMO)

タイトル“Metropolis Sonictrax”とは、 Fritz Lang監督の1927作品“Metropolis”に由来します(“Sonictrax”とは“Soundtracks”のJINMO的表現)。
2011年7月18日、JINMOはこの80年以上前の無声映画に、JinmoidやiPad Music Appなど現代の最先端楽器によるリアルタイムのライブ演奏を加え、“Metropolis : reboot”という上映会をおこないました。
これはマニアの間では“伝説”と呼ばれるイベントとなり、公演後も再演や、サウンドトラック・アルバムのリリースを望む声が多数寄せられました。
本作は、当夜の音を元に、更に現時点でのJINMO的にリファインしたものです。
待ちに待った音源のリリースと言えるでしょう。

冒頭のJINMOの言葉にあるように、JINMOは 映画“Metropolis” を単なる映画作品では無く、「猛烈な“美”を湛える絵画の連続」と評し、愛しています。
また淀川長治氏をして、単に映画作品ではなく、「ドイツの美術です。ドイツの最高美術。」とも言わしめています。
こちら( http://www.kinolorber.com/metropolis/ )が映画の公式サイトになります。
是非、御参照ください。

このアルバムは、未来的なインダストリアル・アンビエントの印象を最初に与えるでしょうが、聴く内にそこに原始的な教会音楽の要素が輝き始めるのに気づくことでしょう。
タナトス表現である無機質なディストピアの印象に、ガイノイド“Maria”がJINMOに与えた聖性のエロスが加わり、映画同様、混沌の美が実現されていきます。

ジャケット写真は映画の一コマで、ガイノイド“Maria”です。
ジャケット・デザインはJINMO自らおこなっています。

現代音楽、先端的テクノ、実験音楽をお好きな方々にはもちろん、ギター愛好家の方々にもお薦めのアルバムです。

前作” Mayakovsky”から僅かに23日。
通算第153作めのソロ・アルバム(Avant-attaqueからの第134作め)、リリースです。
もちろんCDと同等の、Apple ロスレス 44.1kHz 16bitの高音質です。

(Avant-attaque:HARI)