Kutting (ver.1.0)

01. Kutting 01 (04:00)
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03. Kutting 03 (04:00)
04. Kutting 04 (04:00)
05. Kutting 05 (04:00)
06. Kutting 06 (04:00)
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『時を切り刻むイメージに肉体を任せた時、切り刻まれるような弦の振動とパルスがそこにあった。一定の単位時間ループ内のプレクティクス・グルーブは、アニミズム的祝祭性に彩られ、酩酊快楽の導引となる。』(JINMO)


タイトル通り、切り刻み続けるような演奏表現に満たされたアルバムです。
一定の速度を保ったパルス状のリズムの中、アルバム”Impromptu”シリーズのようなプレクティクス表現が、オーケストレートされた形でおこなわれています。
ケチャ、ジェゴグ、ガムランなどにみられるような、原始の祝祭音楽の酩酊感がそこにあります。
また同じ曲であっても、聴くたびにBPM?=60、120、240など偶数倍の速度として様々に認識され、時にたいへんゆったりと、時にたいへん高速に感じられたりするのも面白いです。

それぞれ異なるBPMの小曲(各4分間)が12曲収録されています。
普通に全曲を通して48分間のアルバムとして楽しんでも良いのですが、任意の1曲を延々とループさせるのもヤバい心地良さがあって、お勧めです。
是非、一度、お試しください。

ジャケット画は、ガンダムやマクロスなのどメカニック・デザイナー瀧川虚至氏によるものです。
精密なJinmoidとフェティッシュなキャラクター、そしてその手の巨大な爪…、アルバムに収録された音そのもののイメージです。

ギター愛好家の方々にはもちろん、現代音楽、先端的テクノ、実験音楽をお好きな方々にもお薦めのアルバムです。

前作“Wolfbeats 8”から僅かに10日。
通算第181作めのソロ・アルバム(Avant-attaqueからの第162作め)、リリースです。
もちろんCDと同等の、Apple ロスレス 44.1kHz 16bitの高音質です。

(Avant-attaque:HARI)