Wolfbeats 9 (ver.1.0)

01. Wolfbeats 05659 (05:36)
02. Wolfbeats 06876 (06:48)
03. Wolfbeats 08621 (08:31)



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『それは祈りの唄を歌う獣(もの)。霊狼よ、解き放ってやる。宇宙をその咆哮に共鳴せしめよ。』(JINMO)

“Wolfbeats”、狼の鼓動。
JINMOが古くから“狼”を自らのシンボルにし、日記(Twitter)でも頻繁に言及しているのは、マニアならよく御存知の事でしょう。
この“狼”がテーマとして扱われたシリーズ第9作にして、完結編の登場です。
是非とも大音量でお楽しみください。

古来、ネイティブ・アメリカン、イヌイット、アイヌなどの人々は、狼を霊獣として祀ってきました。
本作”Wolfbeats”は、まさしくその儀式の祝祭曲のようです。
大地を轟かす太く重い狼の”鼓動”。
そして、宇宙を共鳴させるような、可聴域総てに満ちて、更にその外部へも発光していくような、フィードバック音と非楽音の有機的感触さえする”咆哮”。
天と地を結ぶ霊獣の為の、美しく力強い祝祭曲。

ジャケット画は、JINMOによる描き下ろしの”霊狼図”です。
下描きも無く、約10秒程の間で、一気に描き上げた勢いのある絵です。

たいへんデリケートで複雑なパンニングと、スペクトル分布を特徴とするアルバムです。
また可聴域すべてを満たし、それ以上の超音波帯域も含んだオーケストレーションが成されていますので、良質のヘッドホンでの御鑑賞をお薦めします。
よく御質問を受けるのですが、JINMOが制作において使用しているモニター・ヘッドホンは、SONYの“MDR-CD900ST”です。

現代音楽、先端的テクノ、実験音楽をお好きな方々にはもちろん、ギター愛好家の方々にもお薦めのアルバムです。

前作“Requiems for Samurais”から僅かに8日。
通算第190作めのソロ・アルバム(Avant-attaqueからの第171作め)、リリースです。
もちろんCDと同等の、Apple ロスレス 44.1kHz 16bitの高音質です。

(Avant-attaque:HARI)